フォーミュラ道‐限界の先へ‐

著者:ハンマー伊澤

概要

フォーミュラカーは、速さをごまかせない。タイヤの温度、荷重の移ろい、路面の微細な変化――そのすべてが、ドライバーの癖と心理をそのまま結果に映す。『フォーミュラ道』は、単なるドラテク本ではなく、「限界」と向き合いながら成長していくための思考と習慣を言語化した一冊である。 心のゆらぎ。ブレーキの一瞬のためらい、視線が近づくときの恐怖、操作が乱れるときの焦り。その『内側の揺れ』を放置したままでは、どれだけセッティングを変えても速さは安定しない。本書は、物理的限界・技術的限界・心理的限界という三つの境界が互いに絡み合う構造を解きほぐし、再現性のある速さへ落とし込む道筋を示す。 走行後に更新されるのはラップタイムだけではない。自分の認知、感覚、判断の癖もまた更新される。データは目的ではなく鏡であり、問いは「数字が何を言っているか」ではなく、「自分が何を見落としていたか」だ。限界の先に広がるのは、無理や根性ではなく、静けさと精度である。走りに迷う者へ――そして人生を立て直したい者へ。フォーミュラの世界から掬い上げた、現実に効く『道』がここにある。

見どころ

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【目次】
命と向き合い、再びステアリングを握るまで. 1
死の淵からの生還. 2
第1章 物理的限界. 13
ハードウェアは“絶対的な制約”を持っている. 14
モータースポーツとは「限界と付き合うスポーツ」. 21
まとめ  限界の“質”を読み解く. 22
◇◇SUGOの夜◇◇. 23
第2章 操作技術の限界. 25
操作技術の限界とは何か?. 26
操作技術の“限界”は、成長によって塗り替えられる. 27 “
限界”の捉え方は人それぞれ. 28
操作次第で限界は変わる それは“可変の境界” 29
技術が引き出す“限界の壁” 30
操作技術とは“経験によって再定義される力”である. 31
上達とは、限界を“押し広げる”という行為である. 31
操作技術の成長が、他の限界も引き上げる. 33
まとめ:操作技術の限界探求に“終わり”はない. 33
第3章 心理的限界. 35 技
術だけでは速くなれない 「心」がブレーキを. 36
恐怖が作る“もう無理だ”という幻影. 37
心理的限界の実例  袖ヶ浦フォレストレースウェイ. 38
心理的限界の“場所”こそが、ドライバーの差になる. 39
限界を押し広げる方法  「ほんの少しの挑戦」を積み重ねる. 40
限界を越えるための段階的アプローチ(実例). 41
「心」と「技」の融合  “心技一体”という本質. 42
限界とは、実は“錯覚”である. 43
◇◇橋本医師への感謝◇◇. 45
第4章 限界交差点. 47
限界は単独で現れない. 48
限界が交差する場所こそ、進化の入り口. 49
すべての限界は“心”で繋がっている. 49
第5章 限界の先にある風景. 51
限界と向き合う時間が、自分を成長させる. 52
人生に活きる“限界の読み方” 53

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